« リュリ ガボット (鈴木2巻) | トップページ | 深まる悲しみ...サラバンド(バッハ 無伴奏パルティータ2番) »

2008年11月 6日 (木)

拝啓マリア殿...バッハ無伴奏ソナタ2番Grave

バッハ無伴奏バイオリン・ソナタ2番の第1曲Graveは語り掛けというかレチタティーボ風で、手紙を読むような趣を感じます。 亡き妻マリアに聞くこと、報告することを楽曲を通して伝えているようです。

バッハ 無伴奏 ソナタ2番 Grave
(ファイルサイズが1メガ以上のため、BIGLOBEに飛びます)
録音は悲惨です...

シャコンヌを聞いた時から、この曲はレクイエムではないかなと思っていましたが、無伴奏バイオリン曲はバッハの最初の妻が亡くなった頃の作曲であることを知ってやはりという思いが強くなりました。
自分の解釈では、こんな感じです。
 ソナタ1番      マリアの死を知った衝撃
 パルティータ1番  悲しみが湧いて出てくる
 ソナタ2番      マリアへの話し掛け
 パルティータ2番  悲しみの極限
 ソナタ3番      落ち着きを取り戻そうとしている
 パルティータ3番  天上のマリアへの想い

 パルティータ2番は動揺から始まり、シャコンヌで感情の極限までいっていますね。これほど激しい感情を出した音楽が他にないため、シャコンヌを唯一無二の名曲にあげる人も多いのでしょう。
 パルティータ3番は正に天国の曲です。 有名な「ガボットとロンド」は天使が遊んでいる風景を想起させます。 ルールの不思議さは、ドビュッシーの「牧神の午後への前奏曲」ととても似通っていると思います。

« リュリ ガボット (鈴木2巻) | トップページ | 深まる悲しみ...サラバンド(バッハ 無伴奏パルティータ2番) »